2025/07/11
百日せきは、子どもがかかりやすく、特に小さな赤ちゃんがかかると重症化(死亡例の報告あり)してしまいます。
最近では全国的に流行の兆しあり、小学校入学後の百日せき患者の増加、特に高学年以上で急増しています。
百日せきワクチンの抗体は、小学校入学前に低下するため、小学校入学前の追加接種(任意)をWHOも推奨しています。また乳児への家族内感染が心配な場合は、4歳以降での接種(任意)が推奨されています。
海外では、就学前と二種混合ワクチン接種時期に三種混合ワクチン(百日せきを含む)の追加接種をするスケジュールに変更になっていますが、日本では三種混合ワクチンへの変更ができていません。
※日本小児科学会推奨の予防接種スケジュールでも、小学校就学前の1年間と11-12歳での三種混合ワクチンの追加接種(任意接種)となっています。(http://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20191002_hyakunichizeki.pdf)
是非とも、三種混合ワクチンの接種をご検討下さい。
ー名東区 小児科 長坂こどもクリニックー